心臓に疾患を持って産まれて・・・。体験記①
このブログを始めたきっかけの1つが心房細動の発作などを経験する度に皆さんどのような経過をたどっているのだろうか?ということを知りたいと感じ調べ始めたことでした。
一人一人症状や経過は違うとは思いますが、他の方の経験が私にはとても参考になってきました。
私自身の経験もまた誰かの役に立つかも。と考え皆さんにシェアすることを決めました。
私は生まれてすぐに心臓に疾患があることがわかりました。
病名はファロー四徴症という病気です。(ファローさんという方が見つけたらしいです。)
乳幼児期に根治手術を行いました。
正直あまり記憶はありませんが、手術室に入った時の様子は今も鮮明に覚えています。
それからは風邪などをひきやすい体質ではありましたが一般生活には制限もなく、
体育に関しても徒競走と持久走以外は全て行っていました。
半年に一度病院を受診して心電図やエコーなどの検査をして状態に変化がないかをチェックしてもらっていました。
大学進学後に大動脈弁から中等度の漏れがあることが分かりました。
病名は大動脈弁閉鎖不全。
相変わらず定期的な病院受診は変わらぬものの、自覚症状も全くなかったです。
夏は海、冬はスノーボードと楽しく生活していました。
お酒も大好きでよくお友達と居酒屋さんに通っていました。
20代半ばに出産を経験しました。
出産後は体調がなかなか戻らず、原因不明の高熱に度々襲われていました。
30代も終わりに差し掛かる頃、突然心臓が口から飛び出るような感覚に襲われました。
電車に乗って座席に座った途端、揺れている感じがしたのです。
てっきり地震かな?なんて思いましたが、周りの乗客の方は何事も感じていないようでした。
それからしばらくしてあっ!これは自分の心臓の拍動だと気づいたのです。
壊れた機械のように心臓が脈打っている感じがして、なんとも言えない胸の不快感を感じました。
この時は30分ほどで治まってしまった為、病院についたころにはいつもの拍動に戻っていました。